ユニチャームペットが販売する『愛犬元気』シリーズの全成長段階用の原材料や成分値を分析して格付評価していきます。価格も安く、原産国は日本になっていますが…。
結論を最初に述べれば愛犬の健康を考えるならお勧めできないドッグフードになります。
目次
愛犬元気(全成長段階用)の格付評価
格付ランク | cランク ※評価ランクはS>A>B>Cで格付しています。 |
---|---|
原材料 | (0 / 5) |
栄養成分 | (3.0 / 5) |
無添加 | (0 / 5) |
グレインフリー | (0 / 5) |
安全性 | (1.0 / 5) |
コスパ | (4.5 / 5) |
価格 | 参考価格:778円 / 2.3kg ※参考価格はAmazon参照。変動している可能性があります。 |
100gあたり | 約33円 |
内容量 | 2.3kg、6kg |
対応年齢 | 成犬(1歳〜)全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
粗悪な材料を使用している可能性がある原料の数々。粒の彩りを良くするために含有している着色料など品質を見ると不安要素の目立つドッグフード。
穀類主体で消化不良を起こしやすいトウモロコシ、小麦も含んでおり、アレルゲンになる可能性もある原料が並んでいます。
栄養成分を見ると平均点ですが品質はお世辞にも良いとは言えない『安いだけの健康に不安なドッグフード』と位置づけになります。
愛犬元気(全成長段階用)の原材料や栄養成分を評価
危険視や不安要素のある原材料は赤文字で示しています。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、パン粉、コーングルテンフィード等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフパウダー、ササミパウダー等)、豆類(脱脂大豆、大豆エキス)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、小魚パウダー)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)、ミルクカルシウム
穀類主体でアレルギー性も高い原料を使用
消化不良を起こしやすく、アレルギー性も高いと言われるトウモロコシや小麦を主体にしたドッグフード。さらにその中にもミール系、『等』といった表記もあるので食用部分ではない材料の使用が疑われます。
具体的に小麦等に多く含まれているグルテンは犬が消化する消化酵素を持っておらず、アレルギー反応を起こしやすいと言われています。
この後、説明しますが肉類も不安要素の高い原料を使用しており、長く与え続けることは愛犬の影響を脅かす可能性があります。
ミール系・パウダー系の動物タンパクを多用
肉類では種類を問わず幅広いミール系やパウダー系の動物性タンパク質を多く含有。このような何の肉を使っているのか不明瞭な原材料は食用以外の副産物を材料にしている可能性もあり、粗悪な原料部分、4Dミートの使用も疑われます。
第一原料である穀類に続いて与え続ける事が怖い原材料にあたります。
色違いの粒を演出するだけの人工添加物
粒の彩りが豊かな愛犬元気ですが、粒に色を入れる為、タール系色素である着色料を使用しています。直ぐにどうこうなる問題ではないですが、タールが原料の着色料は発がん性リスクがある事が指摘されており、長く与え続けるには不安な人工添加物の一種。
犬は色を識別できると最近の研究でわかってきていますが、彩りの為に健康を脅かす人工添加物は含有させる必要はないと断言できます。
不安要素のある原料が多い…
穀類、肉類、着色料だけでなく動物性油脂、ビートパルプなども不安材料となります。
動物性油脂は食いつきを良くする為に含有されていますが、どの動物が抽出しているのか…また本当に食肉部分から抽出されているのか不明瞭な原料となります。
ビートパルプは抽出方式によって繊維に残留薬剤が残る可能性が指摘されています。このように長く与え続ける事で愛犬の健康を脅かす不安な材料が豊富に含有されています。
栄養成分値 | |
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粗タンパク質 | 22.0%以上 |
粗脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
代謝エネルギー | 約355Kcal / 100g |
栄養成分値は平均点といった形ですが、消化不良を起こしやすい原材料や不安要素のある着色料や原料を使っており、栄養は摂取できても品質は悪いお勧めできないドッグフードになります。
原料や成分から採点
タンパク源 | × | 消化不良の起こりやすい穀類、粗悪な材料である可能性が高いミール系、パウダー系を寄せ集めた肉類。主原料が穀類の時点で良質なタンパク質とは言えません。 |
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原材料の質 | × | 不安要素の高い原材料を多用しており、品質は良くありません。 |
穀物不使用 | × | 主原料は穀類であり、穀物を多量に使ったドッグフードになっています。愛犬のアレルギーを心配するなら止めておきましょう。 |
無添加 | × | 粒の彩りを演出する為に不安要素のある着色料を使用しています。 |
価格 | ◎ | 価格は安いです。そこしか魅力のないドッグフードです。 |
愛犬元気(全成長段階用)の口コミや評判まとめ
お値段が安いので助かっています。
バクバク食べてくれているので気に入っています。
安くて容量もある。家計に大助かりなドッグフードです。我が家の犬は食いつきもいいです!
安い上にワンちゃんの食いつきも良い事から人気あるドッグフードでもあります。ただ原料の裏事情を知っている人からは酷評です。
与えていたら涙やけが酷くなりました。切り替えます。
原材料の勉強を少しすればわかりますが、本当に愛犬の元気を気にかけているドッグフードなのか製品名を疑います。
最初は好んで食べていたけど便が異常に臭かったり、固かったり…。涙やけも酷くなったので止めました。後から調べるとあまり良い原料を使っていない事がわかりました。お疲れ様です。
愛犬元気(全成長段階用)の分析まとめ
- 穀類主体で品質は×
- 肉類も不安要素のある原料を使用
- その他、不安要素のある原材料が多用
- 粒の彩りの為に人工添加物を使用
- コスパは良いがそれだけ
質より量を取る方に人気なのは頷けますが『安いだけのドッグフード』であり、愛犬の健康を考えるなら不安要素の材料が多いです。もし食べさせていて便の臭い、色、形、固さなどに違和感がある。涙やけが酷くなったなどの症状が見られる場合はドッグフードの切り替えを検討しましょう。
添加物や粗悪な原料を使ったドッグフードを食べさせていると涙やけの症状が酷くなるケースもあります。