マースジャパンが販売するアイムスブランド。こちらは成犬になった小型犬専用のドッグフードになります。愛犬への安全度や成分などを分析して安全性などを見ていきましょう。
目次
アイムス(成犬・小型犬用)の格付評価
格付ランク | cランク ※評価ランクはS>A>B>Cで格付しています。 |
---|---|
原材料 | (1.0 / 5) |
栄養成分 | (4.0 / 5) |
無添加 | (0 / 5) |
グレインフリー | (0 / 5) |
安全性 | (1.0 / 5) |
コスパ | (3.0 / 5) |
価格 | 参考価格:1,388円 / 2.3kg ※Amazon参考価格(変動している可能性あり) |
100gあたり | 約60円 |
内容量 | 1kg、2.3kg |
対応年齢 | 成犬の小型犬用 |
原産国 | ドイツ |
保証成分値は良いものの、原材料を見ていくと不安要素の高い原料が使われている事がわかるドッグフード。
第一原料となる肉類にはミール系が使用されており、添加物では不安要素の高い酸化防止剤であるBHA、BHTが使用されています。
もう少し改良を加えて良い原材料を使えば、それなりのドッグフードになりますが、現状では不安要素も多い原料を使用している事から長く与え続けたいドッグフードとは程遠い商品になっています。
アイムス(成犬・小型犬用)の原材料や栄養成分を評価
危険視や不安要素のある原材料は赤文字で示しています。
肉類(チキンミール、家禽ミール)、とうもろこし、小麦、動物性油脂、乾燥ビートパルプ、家禽エキス、植物性タンパク、フラクトオリゴ糖、乾燥卵、STPP (トリポリリン酸塩)、ひまわり油、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、クロライド、セレン、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)
ミール系の原材料には不安…
アイムス(成犬・小型犬用)では肉を中心とした原材料になっていますが、使用されている材料はチキンミールや家禽ミール。
ミール系は食用肉などを取り除いた肉副産物で粗悪な原料が含まれている可能性が高い原材料となります。また家禽は飼育する鶏の総称を指した言葉。
飼育されていればどんな鳥でも良いといった曖昧な表現になりますので実際に使われている鳥が何なのか分かりかねます。
肉類中心となっていますが、品質としては粗悪な原材料の高い部分を使用している可能性がある為、好ましいとは言えません。
穀類や植物性タンパク質といった不明瞭な表記
その他にアレルゲンになる可能性が高い小麦やトウモロコシを第2位、第3位として使用しています。また植物性タンパク質といった曖昧な表記も不安な要素の部分。
植物性タンパク質の代表格と言えば穀類、豆類等。この表記ではどんな原料をもとに植物性タンパク質を抽出しているのかわかり兼ねます。
おおっぴらに表記したくない粗悪な原料が使用されている可能性もある為、不安要素の一部となります。
不安要素となる添加物も含有
BHA、BHTはフードへの使用を認められていますが、発がん性リスクもある添加物としてドッグフードへの含有は好ましいとされていません。
ビートパルプは抽出方式によって異なりますが、甜菜から砂糖を抽出した後の残りカスになります。ビートパルプ自体は有害性はありませんが、抽出方式によって薬剤を使っており、残留薬物が残っている懸念がある。また便を固める性質がある為、こちらも好ましい原材料にはされていません。
トリポポリン酸塩は恐らく保存料の役割として含有されている添加物になると思います。大きなリスクは報告されていませんが、添加物である事に変わりはないので、より高い安全性を確保するなら不必要な原材料と言えます。
栄養成分値 | |
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粗タンパク質 | 26.0%以上 |
粗脂質 | 15.5%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
オメガ6脂肪酸 | 3.3% |
オメガ3脂肪酸 | 0.4% |
代謝エネルギー | 392Kcal / 100g |
栄養成分にタンパク質や脂質に関してはドッグフードの栄養基準となっているAFFCO基準を大きく上回る成分値となっています。また犬の免疫機能に働きかけるオメガ脂肪酸も含まれており、栄養成分値は良いドッグフードと言えます。
原料や成分から採点
タンパク源 | × | 第一原材料は肉でありますが粗悪な原料を使っている可能性も高いミール系主体となっており、良質なタンパク質かどうかで判断すればNGとなります。 |
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原材料の質 | × | 与え続けるには不安要素の高い原材料が複数含有されている為、質に関してお世辞にも良いとは言えません。 |
穀物不使用 | × | とうもろこし、小麦が使用されています。また曖昧表記である植物性タンパク質があります。どんな原料が使用されているか不安な面が大きいです。 |
無添加 | × | ドッグフードの添加物として不安要素の高いBHA、BHTが使用されています。 |
価格 | ◎ | プレミアムフードやナチュラルフードなどと比較すれば価格は十分に安いです。安いなりの材料が使われている事は理解しておきましょう。 |
アイムス(成犬・小型犬用)の口コミや評判まとめ
獣医の定期検診でも毎回異常なく、安心して与えられています。我が家の愛犬はアイムスを食べていても毛艶がとても良いです。
ドッグフードは原料や犬との相性もあると思いますが、我が家のワンちゃんは相性も良くて、食いつきもよくなりました。色々と原材料に問題がある点も知っていますが当面は与え続けていきたいと思います。
ドッグフードを切り替えてアイムスにしました。以前の物より便の臭いも良くなって、食事もしっかり最後までペロッと食べてくれています。
リニューアル前なのかリニューアル後なのか不明点もありますが、食いつきや便の臭いが良くなったなどの声も多数ありました。
リニューアルされたアイムス。旧製品は今より良い原材料を使っていましたがリニューアル後は別物のドッグフードになりました。嗜好性を上げたせいか、食いつきは良くなりましたが皮膚炎になったり、毛艶も悪くなってしまいました。
食いつきが良いので与えていますが原料で気になる箇所も多いので近々、切り替えを検討しています。旧製品から原材料が粗悪になったので不安です。
リニューアル前は肉がチキンターキーだったのですがリニューアルによってミール系へ。また酸化防止剤としてBHA、BHTが追加されています。旧製品の質を重視していた人はリニューアル後に不満が出てきている印象です。
アイムス(成犬・小型犬用)の分析まとめ
- ミール系の原材料は不安要素高し
- 不安要素の高い添加物が使われている
- 曖昧表記な原材料の一部も不安要素
- 栄養成分値は優れている
- プレミアムフードと比較すると劣る部分は多数
リニューアル前よりリニューアル後の方が不安要素の高くなった時代に逆行しているドッグフード。粗悪原材料の可能性がある肉類、アレルゲンの可能性が高い穀類、健康に不安要素の高い添加物が使用されているお勧めできないドッグフードです。